語院居の会

國學院高校第二記念館にて
落研OB(男性) 「子ほめ」
落研OB(男性) 「つる」
落研OB(女性) 「金明竹
落研OB(さだまさし) 「らくだ」
仲入り
対談 さだまさし落研OB・立川談春
立川談春  「紺屋高尾」

國學院高校落研が部員ゼロとなってしまった現状を憂いたOBが、落研復活のため学生たちに落語の魅力を知ってもらおうと企画した会とのことだが、会場を見渡して学生らしき姿がほとんどいない。本来なら、同校落研OBが久しぶりに集まり、落語でもやるべえという気楽な会だったのだろうが、OBにさだまさしがおり、彼が談春の恩人的存在となると話は別になる。高校落研のOB発表会に集まったのはおそらく500人以上。さだまさし以外のOBは緊張しただろうな。その一般OBの落語、意外にもと言っては失礼だが、なかなか良かった。「子ほめ」と「つる」はともに噺を適度に刈り込んでダレを防ぐ努力をしていて好感度大。「金明竹」も一生懸命さが伝わってきた。さだまさしの落ち着いた高座もぶりもさすが。談春「高尾」はOBのリクエストだったらしいが、この場にはいかにも落語らしい滑稽噺の方が良かったのではないでしょうか。