喜多八膝栗毛「夏之陣」

博品館劇場にて
柳家ろべい 「かぼちゃ屋
柳家喜多八 「船徳
柳家喜多八 「かんしゃく」
仲入り
三増れ紋
柳家喜多八 「鰻の幇間

いかにも夏らしい三席は意図してかどうか黒門町の十八番が並ぶ形になりました。
あまり好きではなかった噺の「かんしゃく」だが、意外にも楽しめました。絶え間なくかんしゃくを爆発させる旦那が時折見せる表情には、怒ることでしか妻とコミュニケーションを取れない照れ屋で小心な男の素顔が垣間見えてなかなかに奥深いのでありました。