三遊亭好二郎独演会「30の手習い」

お江戸日本橋亭にて
好二郎「マジッス」
好二郎「天狗裁き
好二郎「愛宕山

超満員。急遽、座敷席に座布団を増やして、立ち見の客を座らせる。人気に火がつくというのは、こういうことなんだろうな。おそらく1年前と比べると彼の客は2〜3倍は増えているのではなかろうか。
愛宕山」、山行きの唄がうまくてびっくり。噺家としてはちょっと変わった無機的(というか機械的)な声質の持ち主なので唄はどうかと思ったが、音程のしっかりしたよく通る喉で安心して聞いていられる。「天狗裁き」は奉行と天狗に重々しさはないかわりに、俗っぽさ(インチキ臭さ)がよく出ていて楽しい。