談志ひとり会
国立演芸場にて
立川談志 ご挨拶
ふくろこうじ パントマイム
松元ヒロ スタンダップコメディー
立川談春 「与話情浮名横櫛/玄冶店」
談志 「ろくろ首」
生志真打披露での声の出なさ加減から、そんなこともあるかもと向かったひとり会、「談志 体調不良のため、講演内容を、下記の通り変更させていただきます」と入り口に張り紙が。スリムなジーンズをはいた談志の足の細さに驚く。このところいつもの「もうダメ」という挨拶だが、「立川談志がいなくなってしまった」という痛切な叫びは、これまでで最も気力の衰えを感じさせる一言だった。そのわずかな気力を振り絞るがごとき「ろくろ首」は青白い炎のような静かで澄んだ高座でした。